タクシー三昧、ノーカー生活のススメ│車不要論。
車を保有していると負担が重く問題になるのはその維持費の高さです。
趣味でお気に入りの車を購入した際には、高い費用も必要経費として考えられるので余り気にならないものです。
ただ、「何かのとき」のために惰性で自動車を持ち続けている方や、それほど必要性がないのに複数の乗用車を持っている場合など、車を処分してしまえば節約になるんだけど、実際に車を手放すのはいざというときにな~・・と、悩んでいる方も多いようです。
自動車がないと不便!・・・って、本当にそうですか?
車に乗っていると、すぐ出かけられて当たり前。雨も風も多少のことでは気にならない。いいことづくしのように思えます。でも、実際には結構な維持費がかかっていますよね。
ちょこちょこかかるお金って、計算してみないとなかなか気にしないものなんですよね。
でも・・・時代は変わっています!ちょっと違う方向から考えてみると、生活を便利なままスリム化出来ることを発見しますよ!
私からの提案は「車を手放してタクシー乗り放題にしちゃおう!!」です。
乗用車を売り、タクシー乗り放題にするなんて贅沢すぎない??
都会では地下鉄やバス、電車も頻繁に動いていますし混雑具合や諸費用の高さから、今や車を持つことは無駄なこと、とさえ思われています。
住んでいる地域によっては、車を売却し、出かけるたびにタクシーに乗りまくってもまだお得になる!んです。
とは言っても、実際にどのくらいの費用になるのかは、気になるところですね。
タクシーに乗り換えるとどの程度の費用が節約または省略できるのでしょうか?
これは東京・神奈川・大阪などの大都会でしか通用しないかもしれませんが、本当にびっくりする結果になります。 なるべく結果ありきの記事にならないようじっくり考えて計算してみますので、あなたの実際の利用頻度で想像してみてください。
タクシーに乗りまくるほうがお得??
乗用車に乗る費用と、タクシーを使い倒す費用を見比べてみましょう。
都会で乗用車を保有する場合
毎週末に家族で買い物と食事に出かけることを想定してみました。
- 毎週1回10km使用と仮定 毎月40km 年480km走行
- 駐車場代 月30,000円x12ヶ月 360,000円
- ガソリン・洗車費用 36,000円
- 整備費用 年20,000円
- 消耗品費用 年60,000円
- 移動時のパーキング、高速代 年200回x1,000円 200,000円
- 自動車税 年40,000円
- 車検費用 2年に1回 年75,000円(1/2)
- 任意保険料 年60,000円
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年間 851,000円維持費として車に毎月必ず70,916円を支払っている計算になります。
地方の場合
駅や学校への送り迎え、5kmほど先のスーパーへの買い物などにほぼ毎日使用していると仮定しています。
- 毎週5回20km使用と仮定 毎週100km 年5000km走行
- 駐車場代 なし
- ガソリン・洗車費用 500,000円
- 整備費用 年50,000円
- 消耗品費用 年120,000円
- 移動時のパーキング、高速代 年10,000円
- 自動車税 年40,000円
- 車検費用 2年に1回 年75,000円
- 任意保険料 年60,000円
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年間 855,000円維持費として車に毎月必ず71,250円をかけていることになります。
都会の駐車場代と地方のガソリン代が大体同じ感じなんですね。
すべてタクシーを使うようになるといくらかかる?
タクシーの場合
- 毎週5kmを1往復=(5km¥2,000x2を月4回)=16,000円
- 毎週20kmを5往復=(10km¥4,000x2を月20回)=160,000円
さすがに、利用頻度が高く長距離になるとタクシーは高くなってしまいますね。ただこちらには一番高額な「車体費用」が含まれておりません。
車体価格によっては総費用はタクシーのほうがかからない場合が多そうです。
ただし費用面以外で言えば、地方の場合は日常で常に車を使いますので、いちいち呼んで到着まで待ったり、場所によっては帰りのタクシーが捕まりにくかったりすると非常に面倒くさそうですね。
また、ホームセンターなどで大きな買い物をするかどうかも重要です。
今はネットショッピングのほうが種類豊富で安かったりするので、買い物はすべてネット通販でも十分かとは思いますが生鮮食品や大きな家具などはなかなか難しいかもしれませんね。
タクシーは変わっていくのか
タクシー代に関して国土交通省が興味深い検討をしています。もっと自由に、もっと使いやすくするための事案が色々出ているようです。
もし地方でもタクシーが乗り放題で数万なら、全然ありかもしれませんね!
タクシー乗り放題を国交省が実証実験中
http://www.mlit.go.jp/common/001133210.pdf (PDFで開きます)
基本運賃通常(流しや営業所受け)の利用時に適用される運賃・距離制運賃
- 時間制運賃
- 割引き運賃・社会的要請に基づき設定するもの(公共的割引)
- 主に需要喚起を目的として設定するもの(営業的割引)
- 障害者割引き
- 遠距離割引き
- クーポン割引き等
提案のあった新たな運賃・料金の内容
- 定期券(乗り放題)タクシー
- 提案の背景対象者と区間を限定した、同種の旅行商品が販売されており、タクシー事業 者も同様に導入できないか。 具体的な手法利用区間や利用時間帯等を限定して、乗車回数等を推測しつつ、定額運賃と して設定する。
- 効果
-
- 利用者は気軽に利用できる。
- 新規顧客の獲得が見込める。
- 昼間などの閑散時間帯に限定することにより、車両の効率化が図られる。
大手旅行会社JTBが福岡市内のタクシー会社と連携
スマホでいつでもタクシーが呼べるアプリも人気です。
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アプリですぐに指定場所にタクシーを呼べるスマホアプリです。マップで場所が出るので住所がわからなくても呼べます。事前にカードを登録しておくことで乗車後の決済も必要ありません。
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タクシー乗りまくりのメリット
- 思ったよりお金がかからない!
- 駐車場に止める時間を節約できる
- 改札口や入口の真ん前で降りられる
- 事故や故障などによる不意の出費がない
- カードで支払えば予算管理も簡単、支払いもあと
- 移動中に電話やノートPCで仕事ができる
- 移動中に寝られる
- 余裕のある人に見られる
タクシー乗りまくりのデメリット
- 無駄遣いと思われる
- すぐに捕まらない時がある
- 合わない運転手の場合がある
- 渋滞していると最悪
- 大きな買い物がしにくい
- ちょこちょこ移動できない
- 長距離で乗りにくい
- 呼ばないと来ない場所では迎車料金がかかる
車を売ってタクシー乗り放題!まとめ
いかがですか?思ったほど、タクシー使い倒しても車を保有するよりは費用がかからないんですね。
F1がすごく人気だった時代には様々なスポーツカーが発売され、若い人でも各個人でマイカーを持っていたものです。 でも今は免許の保有率も下がり、首都圏では自分だけの車を持っている若者はとても少なくなりました。
今は、「物を持たない」ことがかしこい、かっこいい!という時代です。特に見栄やはったりで無理にいい車に乗っているような大人は冷たい目で見られてしまいます。
筆者は横浜市に住んでいますが、10年前に車を売却し、ノーカーライフでタクシー三昧しています。私の頻度だとタクシー代は月3万円未満です。原付バイクはあると便利なので手放せませんが!(笑もしほとんど乗らないような車が家に眠っているようであれば、ここは断捨離のつもりで ノーマイカー生活を試してみるのもいいかもしれません。 一軒家の方であれば、空いた駐車場で藤棚や観葉植物、大きな花のガーデニングや子供のプールも楽しめますね。
実際、出かける前に駐車場をチェックしないといけなかったり、駐車料金を無料にするためにちょっと余分に買い物したり(ちりも積もってバカにならない)の面倒臭さもなくなるので、車を手放してタクシー生活にしてからはとっても楽です!
無意識に3年毎に買い替えをする前に・・・要らない車、お金に換えてノーカー生活を試してみましょう♪